- ビングループ(VINGROUP JSC)
- ブオン会長はベトナムの孫正義
- ビングループに関するニュース
- 保有状況
- ベトナム株の最大の魅力「無償増資」
- 新興国だろうが先進国だろうが、個別株の時点でリスクは有る
ビングループ(VINGROUP JSC)
ベトナムの不動産大手、ビングループはご存知でしょうか?
同社のブオン会長はフォーブスの世界の長者番付にベトナム人のトップに選ばれている人物です。
ビングループについて、詳しくは下記のサイトがまとめていますので、興味のある方は御覧ください。
株価は倍増中
株価はこの5年で約5倍になっています。直近の1年間だけで2倍以上の伸びです。
ブオン会長はベトナムの孫正義
ブオン会長はロシアの大学を出た後ウクライナでインスタントラーメンの会社を起業して軌道に乗せた後、ネスレに売却しベトナムに戻ってきました。
その後は不動産を中心にショッピングセンターやeコマース、自動車、病院や学校など様々事業を自国内で手がけています。
ビングループはブオン会長が一代で築いた企業です。
その功績は、日本のソフトバンク孫正義会長と共通点があります。
孫正義会長もアメリカに留学しながら現在の電子辞書を発明して特許を取り売却し、その資金で日本に戻り起業してソフトバンクグループを1代で築き上げました。
両者ともどの事業が今後自国内で最も有望であるか考えた結果、日本ではインターネットや携帯電話からloTやAl、ベトナムでは不動産から自動車バイク、スマートフォンだったということです。
両者とも、更に今後を見据えてさまざまな事業に手を伸ばしているのも共通点です。
結果としてブオン会長も孫正義会長も、世界の長者番付に名を連ねるほどの成功を収めました。ブオン会長擁するビングループは、現在のベトナムの発展を象徴する企業といっても過言ではありません。
ビングループに関するニュース
もともと不動産がメイン事業のビングループですが、事業の多角化が進んでいます。
自動車
「ビンファスト」というブランド名の自動車をベトナム国内で販売するというニュースがありました。2025年までに50万台を製造する計画です。
価格は日本円換算で約200万円から。現在のベトナムでは全て輸入車のため、比較的安い値段になるはずです。
ちなみに2018年11月には、ベトナム初の国産バイクの販売を開始しています。
スマートフォン
スマートフォンの製造・販売も発表しました。ブランド名は「Vスマート」。2019年のうちに10種類以上のスマートフォンを販売する予定です。
ベトナムでは、韓国のサムスンや中国のオッポなどがシェアの伸ばしているため、ビングループがどこまで食い込んでいけるかに注目です。
保有状況
現在、ビングループと傘下の商業施設のビンコムリテールの株を50株をずつ保有しています。
日本円で言うと合計3万円くらいです。
(↑現在ビンコムリテールは売却済みです。)
こんな少額でもSBI証券では買うことはできます。しかし売買手数料が最低約6,000円で、それを調べずえらい損をしました。
まあ打診買いということで…。
現地通貨ベトナムドンの簡単な計算方法
ちなみにベトナムの現地通貨であるベトナムドンは桁が大きすぎて計算しづらいです。
レートはだいたい1,000VDN=50円の間なので、「ゼロを2つとって÷2が日本円」と覚えておくと計算しやすいです。
ベトナム株の最大の魅力「無償増資」
ベトナム株の魅力に無償増資(株式配当)があります。
銘柄によって年に一度、保有している株数に応じて何割かの株数を無償で提供してもらえます。
配当に似ていますが、無償増資は配当の比ではない利回りです。
例えば今回紹介したビングループは、1000株に対して210株の株式配当です。
年利21%です。高配当株も涙目の利回りです。
しかも、中にはビングループよりもすごい無償増資を行っている銘柄もあります。
1株に対し1株の株式配当(利回り100%)、3株に対し2株の株式配当(利回り66%)という先進国の銘柄ではあり得ないものもゴロゴロと存在します。
これが新興国のパワーです。日本にもかつてそんな時代があったはずです。
でも最終的に生き残る企業は一握りかも知れません。しかしそれを当てれば億万長者になれるかも知れません。
低資金の低収入投資家の一発逆転策として、宝くじを買う感覚でベトナムドリームにかけるのも良いです。もちろん自己責任で(笑)
ちなみにビングループの場合は、1000株以上保有しないと無償増資を受けることができないようです。
50株の保有でも無償増資分のベトナムドンを受け取ることができました。
ビングループはNISA対象銘柄なので手数料なしでも購入できます。
今後低資金からの打開策として、資金を貯めビングループなどの有望企業に集中投資するのも悪くないと思っています。
新興国だろうが先進国だろうが、個別株の時点でリスクは有る
今回は比較的ハイリスク・ハイリターンな選択肢の紹介でした。勇気のいる、男気のある投資です。
日本の高度成長期からでも、トヨタなどの大手に投資し続けていれば、バブル崩壊などを経験してもそれなりのリターンを得られているはずです。
なので今からビングループ等の新興国の有望な大手に投資し続けるのも、まあ大丈夫そうな気もします。
でも日本でも安泰銘柄の代表格だった東電がコケたりいろいろな事があったので、個別株である以上どんな大企業でも一定のリスクはあります。
資産の半分を米国ETFなどの安定した投資先に、もう半分を米国や日本やベトナムなどの個別株に賭けるというのも良いかも知れません。