※これを書いているのは3月4日の深夜1時前です。スーパーチューズデーなどで米国市場や日経先物が最終的にどうなるかはわからない状態で書いています。
今回の記事は現在の相場に対する私自身の戒めというか、メモです。他の投資家の方々に忠告や助言をするつもりで書いているわけではありません。
一寸先も見えない相場、利益より経験を積む局面
特に予測不可能な相場
現時点でも、色々なニュースが飛び交っています。まず、米国市場がマイナスで始まったところ、FRBが0.5%の緊急利下げを発表し、一気にプラ転しました。
しかし、それから30分弱で再びダウやS&P500はマイ転しています。
昨日もマイナスかと思って朝起きたらダウが史上最大の上げ幅で終わっていたし、コロナウイルスや選挙によって本当にどうなるか分からずまた急激に動く激しい状態です。
個人的には、緊急利下げまでして下げるんだったら、米国市場もしばらく弱くなりそうな気がします。
下手に動くのは危険
とりあえず今の相場は、ただ予測しづらいだけでなく、レバレッジをかけてそのままうたた寝して起きたら退場していたなんて可能性が普通にあるレベルのボラティリティもあります。
こんな中で、天災トレーダーや自身のあるベテラントレーダーでもない一般のトレーダーは、下手に動くと危険だと思います。退場までいかなくても、割りとガッツリやられちゃいましたくらいの損失は全然ありえます。
もちろん、長期投資で段階的に少しずつ買い増す、などのマイルールに沿ったリスクの低い投資は大丈夫です。
怖いのは、もう上げるだろうとか、下げるだろうと判断して、「コロナウイルスの損をここで取り返そう」などという焦った投資です。
私も特に先月はコロナショックにより、資産を減らしました。3年間くらいやっていて一番資産の減った月だったかも知れません。
しかし、ここで焦ってしまい、取り返そうとしては行けないと思います。
- 世界的にコロナウイルスが収束するビジョンが全く見えず、まだ広まっている段階であること
- 世界的にコロナウイルスによる経済的なダメージがまだ不透明であること
- 米国選挙でサンダース氏がどこまで行くか
株式市場に影響を大きく与えそうな要因がたくさんある状態であり、これらがどうなるかはまだ分かりません。
たまたま勘で投資して上手く行けば良いですが、外れたら更なる資産減ですので、今は落ち着いて様子見した方が無難です。
リスクを極力なくし、上げていけば良し、下げても安く買えるので良し、くらいのポジションでいるほうが精神的にも楽です。
私の対策
私の場合は、まず現物の半分くらいのダブルインバースでヘッジし、ウェイトの高く不安定な日本航空と日本電信電話はさらに空売りでヘッジしています。
個人的には今後急速に収束して上げる可能性もあるので、全売却もリスクだと思っていますので空売りでヘッジしています。
何がベストかは分かりません。私も初めての経験で、初めての試みをしています。
これだと上げても資産の回復の恩恵を受けることができませんが、個人的には特にコロナウイルスの経済的なダメージがこれからどこまで増えていくのかわからない以上、このくらいでちょうどいいかと考えています。万が一のサンダース氏ショックの可能性もありますし…。
今は利益を得るのではなく、経験を得る局面
ネット上で誰かが「今は利益を得るのではなく、経験を得る局面」みたいな事を言っていました。そのとおりだと思いました。
ある意味何年に一度の貴重な相場になっています。この暴落などで得た経験や心理状態を忘れていはいけないと思います。そうしなければ、また次の暴落で同じように資産を減らします。
一握りの投資家やトレーダーはこの局面でも爆益を上げたりしていますが、一般の投資家やトレーダーが、「え?今チャンスなの?」と思って下手に真似したら大損するかも知れません。そもそも、人は損したときは報告せず、利益を得たときだけ伝えたくなるので、利益を得た投資家の影に損した人がたくさんいることを常に忘れないようにしたいです。
最近はバーチャルトレーダー(実際に投資しているフリをしてやっていない人)も多いみたいですし...。
まあそんなこんなで、特に私なんかは収入も多くないので入金力も限られていますし、あまり不用意に資産を減らしたくありません。今は様子見、この貴重な相場から経験を積み学習する局面であると考えています。
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