2020年3月18日水曜日

歴史的な調整局面にどう対峙していくか

ためさん(@sstamezo)です。

昨今の歴史的な状態となっている世界経済と株式市場の中で、私がどのように立ち回っていくのかを記事にしてまとめたいと思います。


歴史的な調整局面にどう対峙していくか

歴史的なパニック相場にどう対峙していくか

現状の把握



毎日のように大きなニュースが飛び交っているので、これを書いてもまたすぐに状況が変わっていくと思います。とりあえず記録します。

  • 新型のコロナウイルスによる世界的な経済活動の自粛
  • 原油安による世界的影響
  • (サンダース氏の存在)

大きく分けると3つあります。サンダース氏はもう当選しなさそうなので、ほぼ2つです。もし万が一当選したら他の二つよりインパクト高いですが(笑)


いろいろなニュースがありますが、事実上大きく世界の株式市場を動かす要素としては、コロナウイルス関連と原油安になると思います。


コロナウイルス


まずコロナウイルスによる一番の懸念は、どれだけ経済活動の自粛が続くのかと言うことです。

もしこれから数ヶ月の長期的に世界的に経済活動が停滞するようであれば、リーマンショックを余裕で超える世界的不況になることが推測されます。

体力のない企業は経営破綻していくでしょう。



コロナウイルスが収束するには、


  1. 既存の薬で新型コロナウイルスに効果のある薬を発見
  2. 新薬が開発される
  3. 新型ワクチンが開発される
  4. 世界的に広まりきって終わる

この4パターンになると思います。

このうち一番早そうなのは、1番です。もし見つかれば、収束は早くなります。ちょうど中国がインフルエンザ薬のアビガンで有効性が確認されたと言うことですが、これが市場の特効薬になる可能性もあるかも知れません。アビガン自体が結構強い薬らしいので、どうなるのでしょうか。


2番は副作用の検証などにより時間がかかるそうですので、早くても数ヶ月かかります。

3番は2番より更に開発に時間がかかるそうです。

4番はどのくらいかかるのか不明確です。国によっても状況が違います。
イタリアが拡大防止に失敗し、テントで治療している感染者もいると言うことで混乱しています。
現在どの国もそうならないように急速な感染拡大防止に尽力を尽くしています。ですので、ある意味では徐々に広まり続けるので時間がかかるかも知れません。

一方で中国などはピークアウトしていますので、比較的落ち着いてきています。


この4パターンあたりに注目して、いつコロナが収束するのかを見極めていきたいと思います。コロナ収束が見えた時が投資のチャンスになる可能性があるからです。


コロナウイルスが引き起こす更なるリスクに注意



逆にコロナウイルスによる経済活動の停滞が続いた時のリスクとして倒産を上げましたが、現在大きなリスクとしては、ボーイングかも知れません。

ボーイングはダウの構成比率トップの企業で、元々ボーイングの機体で飛行機事故が続いていて航空会社との取引のキャンセルなどがありました。ここにきてコロナウイルスの影響もうけ経営は窮地に立たされています。

流石に国が助けるのではと思いますが、よくよく考えるとリーマンブラザーズもそう言われながらいきなり経営破綻して大変なパニックになったので、あまり楽観しないほうが良いのかも知れません。

ボーイング意外にもどの企業が経営破綻するかは分かりませんが、長期化するほどそう言ったリスクから更なる金融危機に繋がる恐れがあります。ですので、個人的には単純な指数の値動きで安くなったから買う、と言うのは危険な気がします。


直近のリスクとしては、コロナの影響を受け出した次の決算発表が下げの材料になる可能性がありますが、それより怖いのは今後の大企業の経営破綻によるショックです。

果たしてこれ以上の暴落があるのかと言う問題ですが、おそらく一度多少はリバると思いますので、少しリバったところでまた急落、と言うパターンはあり得そうです。

原油安


原油安と言うのも、コロナウイルスと違い一般人はパニックにはなりませんが、ワンチャン金融危機を引き起こす可能性があると言うことで注意しています。


私も原油が安くなるまで知りませんでしたが、アメリカのシェールオイルの採掘する会社の資金は、採掘したオイルの販売益を担保にして銀行からお金を借りているそうです。

ですので、今回の様に極端な原油安になってしまうと、シェールオイルを採掘した会社のオイルの値段が極端に少なくなる→オイルの販売益が減る→銀行にお金を返せない→最悪の場合、採掘会社や貸した銀行が破綻、と言う流れになる可能性があるそうです。

株式投資をしていると、いろいろ勉強になりますね。なぜ原油安になったときに米国市場があんなに急落したのかが分かりました。


とそんな悠長なことは言っていられず、これは何だか、サブプライムローンに似ています。原油が安くなっただけで返せなくなる脆い仕組みで回そうとしているのが、返せるかわからない低所得者とローンを組んでいたサブプライムと似ている気がします。


ですので、個人的な勝手な解釈ですが、原油安によるリスクとしては、サブプライムローン崩壊からのリーマン経営破綻に繋がったように、新たな「リーマン」になる可能性のある存在に注意すると言うことです。



投資方針


以上のことから私の投資方針をまとめます。



  • 基本的にコロナウイルスが収束する見込みが出てくるまでは、指数や株が下げていても大きく株を買いに行かない


  • コロナウイルスが長期化、あるいは原油安により経営破綻する企業が出てきた、あるいは出そうになったら、キャッシュポジションを増やしたり、インバースや空売りでヘッジするなどしてきちんと防御できるようにする


補足事項

現在の市場は追証などによって連日あり得ないレベルのボラティリティがありますので、私の様な素人はなるべく入らない方が良い様に思います。


「落ちるナイフ」の動きが止まるまでは静観していようと思います。





株の世界は非常にスピーディーなので、完全にリスクがない状態まで待ってしまうと、株価は元通りになってしまいます。

ですので、ある程度は食らうつもりで打診買していくのも重要だと思います。

完璧なタイミングは無理なので、肉を切らせながら、打診買、撤退を繰り返していくことになるかも知れません。

それは長期化すると精神的な持久戦になるかも知れません。


また、調整はいつまで続くか分かりませんが、今回は原因が明確な分、原因が解決した週間の上げは速い可能性があります。


少しでも油断するといつの間にか元通りかも知れませんので、大変かも知れませんがなるべく相場と向き合っていきたいと思います。下げも一周でしたので、上げも油断すると一瞬かも知れません。

AIの自動売買の存在などで、個人投資家は大変な時代になってしまいましたが、いつの時代もチャンスはあると思いますので、これからもいろいろ経験しつつ、頑張りたいと思います。

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