今週も上場企業の決算発表がたくさんありました。
今回の四半期決算は、4月中の緊急事態宣言中の数字などが決算に反映されているので、史上最高の数字を叩き出す企業と、逆に史上最低の数字を叩き出す企業が多く、両極端で非常に刺激的であり、歴史的でした。
やはり今が時代の転換点だということを、各企業の決算から感じる事ができますね。
私の保有株もいくつか決算発表をしたので、振り返っていきたいと思います。
今週の保有株の決算を振り返る
カプコン
今週の決算のトップバッターはカプコンでした。月曜日の場中14:50に発表していて気づきませんでした。引け10分前、そういうスタンス?という感じでした。
内容は予想以上に良かったです。前年同期比もコンセンサスも大幅に上回る数字でした。会社の通期予想の進捗率も、1Qにして41.6%を達成しているので、このまま行くと上方修正も出す可能性が高いです。
この決算発表を受けて場中の14:50から株価が急騰し、金曜日までずっと上がり続けていました。株価は一週間で30%くらい上がりました。
カプコンの保有判断は我ながらマジでグッジョブ、という感じでした。
ダウンロード販売に力を入れていて、巣篭もり需要もあり、大幅に利益が増したようです。
保有できなかったスクエニ
すでにゲームのソフトを開発しているコーエーテクモHDも好決算を出していたので、同業他社のスクエアエニックスも好決算を出すことを予想するのは難しくないことでした。
しかし、スクエニの株価もカプコンと同様に、木曜に予定されていた決算前からやはり思惑で急騰していきました。ですので、これは好決算を出しても織り込まれてしまい、株価は反応しないのではないかと思ってしまい、保有は決断出来ませんでした。
しかし、スクエニの決算はカプコン以上にエグいものでして、経常利益が前年同期比の約4倍、コンセンサスの3倍弱というものでした。
みんな巣ごもりやリモートワークしながら、どんだけドラクエとFFやってたんだよ...。という感じの決算内容でした。
これは織り込みきれてないな、というかストップ高すらあり得る!と思いました。
しかもコロナの新規感染者数は衰えることを知らず、政府はリモートワークの推進の声を高めています。
これは...!!ということで、いまだPERも30倍台で革命が起きているスクエニも100株金曜日に保有してしまいました。
ちなみに「あつもり」で話題となった任天堂もエグい決算を出していましたが、一単元500万円くらいするので最初から候補にはありませんでした。
ネオモバで保有する選択肢もありますが、逆に2,3株保有したところで、上がっても利益は雀の涙になってしまいますからね。
まあでも、もし再就職して入金できる環境になったら、選択肢の一つとしてネオモバで手数料かからない範囲で値嵩のグロース株を買いまくる、というプランはあります。ダイキンとかダイフクの決算も良かったですからね。
レーザーテック
今回の決算シーズンでもっとも注目していたのがレーザーテックでした。
決算内容は、20年度の目標は達成したものの、21年度の今期の予測がかなり控えめでああり、コンセンサス予想を30%以上下回っていました。
レーザーテックの株価は21年度通期予想のコンセンサスの期待で上がっていっていたと思うので、これを見たとき「これはアカン」と思いました。
今回の会社予想の通りだったら、今の株価の水準は明らかに割高になってしまいます。短期的には下落は避けられないと思いました。
しかし、レーザーテックは無難な数字をだしがちな企業でもあり、コロナと米中貿易戦争のリスクを考慮して、かなり無難な数字をとりあえず出し、半年後くらいに上方修正で訂正しとくか、というスタンスを継続させている可能性もあります。
実際、ここ数年ある程度通期の数字が読めてくるためか2Qで上方修正を出すことが多いです。
また、プラス材料があり、受注残高が前期よりも増えているということです。
私の決算の解釈が合っているのか分かりませんが、決算短信によると受注残高が対前期で60%以上あります。
21年度の通期予想が売上30%増、利益15%増くらいですが、この受注をこなしてくと、やはり上方修正の可能性は高いのではないかと思います。
しかし、コロナと米中の関係が本当に悪化し、注文がキャンセルされるリスクもあります。結局今後の世界情勢次第、という感じになります。
短期的にはおそらく株価下落、しかし長期目線だと一概に悪い決算とも言えない、という印象でした。
レーザーテック、来期予想が控えめなので短期的には売られそう!!
— ためさん@株式投資 (@sstamezo) August 5, 2020
しかし長期目線だと、予想控えめに出して上方修正出すのが最近のレザテクの手口だし、一概に悪い決算とも言えない!!手放すかは悩む!!
結局今後の景気次第🤣
#TradeNote pic.twitter.com/hQYIKmzIes
こちらは決算発表当日のツイート内容です。だいたい上記の印象を抱いてのツイートでした。
企業に投資してんだっつーの!
21年度の会社予想がコンセンサスを大きく下回っていた時点で、ある意味期待はずれの決算ですし、すぐ売却するという判断も正しいと思います。
しかし、やはり日本を代表する、技術力でグロースしていくレーザーテックを微力ながら応援しなければいけないという使命感もありました。(何だそれ)
サッカー日本代表で例えるなら、レーザーテックは日本企業の中で久保建英的な存在なわけです。
サーカーファンなら、若くて世界で活躍する将来有望な久保建英のさらなる成長に期待し応援していますよね?
レーザーテックも半導体業界の中では比較的後発ながら、日本中のトップレベルのエンジニアを集めて、常に最先端の技術を研究開発している超エリート技術者集団企業なんです。
他社には簡単に真似できない技術力でシェア100%を奪って成長してきているのです。
そして、レーザーテックの擁する世界トップレベルの超激ヤバエンジニアたちが、今もなおレーザーテックの社内で超激ヤバの最先端技術で新たなる新製品を世に送り出そうとしているわけです。EUVだけじゃなく、次世代技術に常に取り掛かっているんですよ。
というかそうでなければ今の世界レベルでの成長もあり得ないわけじゃないですか。
今年に入ってからもレーザー顕微鏡の新製品もリリースしています。
レーザーテックが割高?寝ぼけてんじゃねえぞ!!こっちはそんなテクニカルの短期的な投機をしているんじゃねえんだよ!企業を見て投資してるのよ!!
毎日株価が10%上がろうが下がろうが別に気にならんわ!どうせ数年後は今より上がってんだから!
短期的な投機家が日々の株価に踊らされて右往左往してんな、アハハ〜、くらいにしか思ってませんから!残念!
ではこのツイートは何なんですか?
レーザーテックの株価が下がるほど、地球の重力が増したように感じる。
— ためさん@株式投資 (@sstamezo) August 6, 2020
株って辛い時もあるけど、楽しい時もアルヨ(ただの中毒)
むむう...。そ、それは...。
スイマセンでしたァ!!
ラサ商事
ラサ商事も金曜日に決算を発表していました。正直優待&配当目的の部分が多いのでちゃんと見ていません。
決算発表日を延期していたので、ひょっとして悪いのではないかと推測していて、場合によっては売却しようかとも考えていました。
しかし、パッと見た限りではこのコロナ禍の中で商社としては健闘していると感じました。
資金ショートしない限りは継続して保有したいと思います。一年以上保有で優待のクオカードが500円から1000円になりますし、連続増配もしていますしね。
最後に
テクニカルよりも業績を重視しようとして投資を初めて最初の決算シーズンとなり、この週でピークは超えたように思います。
概ね悪い決算はなく、継続保有しています。
決算発表後、内容が良かったのに株価が下がったとか、悲鳴を上げる投資家もいますが、短期的な株価の動きはランダム性が高いので、長期的な投資ならそこまで気にする必要はないかと思います。
短期目的でしたら、乙!という感じですが。
そんなことを考えていたら、今朝ちょうどエナフンさんがこんなブログ記事を書いていました。
↓↓
流石エナフンさん、アンタ分かってるね(何様だお前!)。
来週の決算発表予定の保有株はNTT、あと実はChatWorkに再び短期目的でインしてまして、そのくらいになります。
NTTとか、緊急事態宣言とかに基本的に影響受けなさそうですけどどうなるでしょうか。子会社のドコモも悪くなかったですしね。
とりあえず来週も楽しみですな。
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