各指数が1週間で15〜20%下げるという歴史的な1週間でした。そんな中、私の売買をまとめて記録していきます。
歴史的暴落の中でもがく。週間売買記録
損益記録(日本株)
今週は利益目的のトレードは一切しませんでした。ベテランや才能のあるトレーダー以外は、下手に手を出すと焼かれる相場だと思ったからです。しかし、なぜこんなに損益記録があるのか、しかもマイナスばかりなのか。
それは、保有株の平均取得単価を下げる、「下げ活」(勝手に命名)を粛々と行なっていたからです。
暴落の中で割安になった銘柄を新たに新規保有したいところですが、如何せんキャッシュがありませんので、厳正に選ばなければいけません。そうすると、他の銘柄を買いますより、今保有している銘柄がベストメンバーだと思っていますので、今保有している株を安く買い直した方が良さそうだという結論になりました。
楽天証券も1日の取引額が50万円までは手数料無料なので、コストも少なく行うことができます。
それにより週明けまで約2,600円でした日本航空は2,136円まで取得単価を下げることができましたし、NTTやオリックスなども下げることができました。
私は一方で空売りやインバースを保有しているので、ほぼ損せずに取得単価だけ下げることが可能でした。
九州リースサービスの200株売りは、ご発注の精算です....。平均取得単価を下げるため、通常は「売り」→「買い」という手順を踏みますが、間違えて「買い」→「買い」と200株保有してしまい、しかもすぐに気づかず、翌日くらいに「あれ?何で300株も保有してんねん!」と気付き損切りしました....。
この暴落のなかでどさくさに紛れてアホ取引もしてしまっています。
あとは週の半ばで第一稀元素化学工業を100株打診買いしましたが、まだまだ暴落は終わりそうになかったので手放しました。
売買記録(米国ETF)
S&P500ベア3倍型のETF保有
木曜日の終わりに、ゴールドや債券すら下がる不安定な相場を前に、更にヘッジ力を高めないと資産の減少が激しくなってしまうと思い、S&P500ベア3倍型のETFを保有を決意し、金曜の市場が開いた時にVOOを3分の1ほど売却し、その資金でS&P500ベア3倍型のETFを買い付けました。
買い付け当日の結果はトランプ大統領の「非常事態宣言」により米国市場は市場最高の値幅をつけて急騰し、見事にその恩恵を受けることができないという残念なものでした。
そもそも、ゴールドも債券も売られるような総悲観状態は、暴落の終わりにやって来ると言われているので、そういう意味では少し早まったかなという気持ちです。
しかし、この非常事態宣言によってどれだけ経済効果があるのかというのが問題であり、実体経済に今後マイナスの材料が出るたびに再び市場は急落するはずですので、ここはもう少しこのまま様子見したいと思います。
全天候型ポートフォリオに近づける
また、レイダリオ氏の提唱する全天候型ポートフォリオにより近づけるため、BLVを売却し、その資金でVGLTとVGITと保有しました。
BLVは米国長期債券ETFで、利回りが高いのがメリットですが、国債以外も組み入れているため、これまでVGLTほど株式と完全な逆相関には動きませんでした。
VGLTは米国長期国債ETFです。
VGITは米国中期国債ETFです。
全天候型ポートフォリオでは、
株式30%
米国長期国債40%、
米国中期国債を15%
ゴールド7.5%
その他商品7.5%
この割合でポートフォリオに組み込む事を推奨しています。
今回はそれに近づけた形です。VGLTは買い増し、VGITは新規保有でした。まだまだ完璧ではありません。
最後に
歴史的な暴落の前に、自身の資産は急減し、精神的には堪える局面です。しかし、今回の暴落が非常にいい勉強になっているのも事実です。おそらく、私の他にも投資スタイルを改めようと考えている個人投資家も多いと思います。
長く株式投資から恩恵を受けるためには、資産を減らして退場してしまってはいけません。
辛いですが、株式市場と向き合って吸収できるものは吸収して、一皮向けた投資家になることができればと思います。
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