株式市場の世界では、コロナ後の決算シーズンということで、いったい各企業の業績はどのくらい影響があるのか注目されています。
私自身、いきなり調子に乗ってANAとJALを決算跨ぎギャンブルで信用買いしたりと、勝手に佳境を迎えています。
重要な局面ではありますが、今回はあえて初心に戻り、投資初心者のうちに誰もがつまづく難しい読み方の投資用語をピックアップしていきたいと思います。
投資初心者の方が読めば投資家として一皮剥けることができますので、要チェケラッチョしていただければと思います。初心者以外の方にとっては復習になるかと思います。
声に出して読みたい難解な投資用語【今日から脱初心者】
問題形式でして、全24問あります。
【入門編】
まずは基礎の基礎、入門編からです。どれも日常的によく使う言葉です。
1.約定
投資家として日常的に行なうのが、この約定です。しかし、誰でも最初から読めるわけではないでしょう。私も最初は「やくてい?」と思った記憶があります。正解は
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「やくじょう」
このあたりは知らなければすぐ覚えたほうが良いでしょう。(何様?)
2.指値
こちらも投資家ならほぼ誰もが日常的に行なう行為の一つです。しかし、最初は教えてもらわないと意外と難しい読み方の単語ではあります。正解は
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「さしね」
ちなみに反対注文の「逆指値」は「ぎゃくさしね」と読みます。
3.前場・後場
投資の入門書には必ず出てくるこのワードですが、読み方の選択肢がいくつかあるので、うっかり言い間違えてしまいそうです。
正解
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「ぜんば・ごば」
「まえば」ではありません。「今日マエバ売った」などと安易に言ってしまうと、「前歯を売った」と思われてしまうので注意しましょう。(それはない)
投資用語は文字によって訓読み、音読みが違い規則性がないので慣れで覚えるしかありません。
4.上値・底値
株価の値を表すこの用語も、日常的によく使います。
正解
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「うわね・そこね」
投資用語では、「値」は「ね」と読むことが多いです。「高値(たかね)」「安値(やすね)」という言葉も非常によく使います。
5.月足・週足・日足・時間足・分足
こちらもよく使うテクニカル指標のロウソク足の単位を示す用語です。正直、これは私もついつい心の中で言い間違えることがありました。
正解
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「つきあし・しゅうあし・ひあし・じかんあし・ふんあし」
「足」は「あし」と読みます。個人的にはついつい「そく」と読み間違えやすかったです。
ロウソクだけに。でも「ろうそく”あし”」なので、ある意味では分かりやすいでしょうか。
【初級編】
入門編が終わり、初級編です。初級編も日常的によく聞く言葉です。6.上放れ
大きく上昇した銘柄に使う言葉です。
正解
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「うわばなれ」
読み方の難易度的には大したことはなかったでしょうか。保有株にこうなって欲しい言葉ですね。
7.追証
投資初心者の誰もが最初は「?」となる言葉です。リスクマネジメントができていなかったり、慢心しているとこうなってしまう言葉です。
正解
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「おいしょう」
初心者がよく「ついしょう」と言い間違える、間違えやすい投資用語の代表格の一つです。また、投資家としては誰もが避けたい言葉でもあります。
8.限月
これは先物をしていないと普段はあまり使わない言葉なのですけど、最近原油先物で投資家の間で話題になっていたので、あえて取り上げました。
正解
↓
「げんげつ」
なんか、読み方カッコいいですね。中二病心をくすぐります。
9.三角保ち合い
チャート分析の際に、よく出てくるサインです。
正解
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「さんかくもちあい」
「さんかくたもちあい」ではないので、注意。三角関係をタモチアッてはいけないのです(どういうこと??)
10.逆日歩
これも読み方の難しい投資用語、しかし投資を続けていけばいずれ直面する言葉です。
正解
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「ぎゃくひぶ」
特にクロス取引の際に注意したい用語です。そして、「追証」と並んで初心者殺しの読み辛さです。
11.建玉
現物取引ではなく、信用取引や先物、FXで使う言葉なので、現物取引のみは知らないかもしれません。
正解
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「たてぎょく」
はい、素直に白状しますと、私自身最初は「けんたま」と読んでいました。ちなみに「見せ玉(みせぎょく)」と言う投資用語もあり、野球用語では同じ漢字で「みせだま」と言う言葉があります。野球に詳しい人はほぼ全員引っかかる用語です笑
12.値嵩株
すいません、ひらがなで表記されることの方も多いんですけど、あえて漢字にしました。
正解
↓
「ねがさかぶ」
株価の高い銘柄の株のことで、大型株や優良株が多いイメージです。資金がないとなかなか投資しづらいです。
13.端株
意味はわかっても、読み方は意外と覚束ないかも知れません。
正解
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「はかぶ」
最近はネオモバイルやLINE証券などにより、馴染みやすくなりました。
14.呼値
株を買うとき、板を見たら0.5円単位だったり、1円単位だったり、あるいは5円単位だったりします。あれです。
正解
↓
「よびね」
これは読み方というより、意味自体を説明しろ言われると、聞いたことあるけど困る用語かもしれないです。
15.嫌気
ある銘柄に悪材料が出て「嫌気されている」などとニュースなど出てきます。
正解
↓
「いやけ(いやき)」
投資用語はひねくれた呼び方の言葉が多いので、ついうっかり「けんき」ではないかと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。私自身、実は最近まで勝手に「けんき」と読んでいました。実は今回の記事を作るきっかけになった用語です。
「全然引っかからないし、何言ってんだコイツ」と思われた方がいたら、すいません。
16.気配値
寄り付き前の板の動きです。
正解
↓
「けはいね」
これも私自身、投資用語では「値」は「ね」と読むことが多いのにうっかり「けはいち」と読んでいました。
【中級編】
最後に少しだけ中級編です。このあたりから、特に初心者ではなくても使わない人は使わない用語になってきます。17.相対取引
普段あまり使わない言葉ですが、たまにニュースで見るので選びました。正解
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「あいたいとりひき」
証券取引所を通さずに当事者間で行なう取引です。ひねくれた読み方ですが、意味を考えるとまあ納得できます。
「相対取引で、お互いに直接"会いたい"」ということですね!
...。
はい、次に行きましょう。
18.FANG
最近はGAFAの方が聞きますかね。
正解
↓
「ファング」
フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグルの頭文字です。
GAFAは「ガファ」または「ガーファ」と呼ばれて、グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルです。
正直この中でネットフリックスが一番危ういと思っていたのに、コロナショックで蓋を開けてみると広告に頼らないサブスクモデルにより、コロナ禍で一番元気な銘柄かも知れません。
19.VWAP
ちなみに私は一回も使ったことがありません。
正解
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「ブイワップ」
出しておいてなんですが、私自身よく知らない用語です。(オイ!)
20.増担保規制
デイトレーダーなどの短期売買の方は注意している用語です。長期投資目的だとほぼ関係ありません。
正解
↓
「ましたんぽきせい」
なんで「まし」だけ訓読みやねん。投資用語らしい、ひねくれた読み方の用語の一つです。
21.MACD
テクニカル指標の一つです。初心者でいきなりMACDを使う人は少なく、まずはロウソク足や移動平均線、あるいはボリンジャーバンドなどから覚えるのが普通だと思います。
正解
↓
「マックディー」
なんで「MAC」は「マック」で「D」だけ「ディー」やねん。
でもこの読み方もまた、中二病を絶妙にくすぐる粋な読み方だと思います。
なんとなく、スターウォーズのR2-D2の親戚として出てきても違和感の無い言葉です。
「ためさんが選ぶ声に出して読みたい投資用語2020」にノミネートされています。(なにそれ?!)
22.EBITDA
キター。こちらはファンダメンタルズ分析に使う数値です。
正解
↓
「イービットダー(またはイービットディーエー)」
「これ、最初から的確に読めるやつおらんやろ用語」第一位です。
ちなみに、私はかぶ1000さんのツイキャスでこの言葉を聞くまで存在自体知りませんでしたので、読み方に困ることはありませんでした。
23.TDnet
イービットダーに比べれば簡単です。正解
↓
「ティーディーネット」
東京証券取引所が管理している、各銘柄の適時開示情報を管理しているWeb上のシステムです。日本株投資をするなら、一度試しに利用してみると良いでしょう。
24.大発会
その年の一番最初の日の株式市場のことです。投資を一年以上やっていれば、誰にも訪れる用語です。
正解
↓
「だいはっかい・だいほっかい」
地味に読みづらいです言葉ですね。自分も「だいはつかい」とかだと思っていました。ちなみにその年の一番最後の日は「大納会(だいのうかい)」と言います。
最後に
はい、これで全24問すべて終わりました。最後までお付き合い頂きありがとうございます。
皆さんは何問正解できましたでしょうか。全問正解された方は、おそらく初心者ではないでしょう。
投資初心者の皆さんも、今日から胸を張って堂々と、
「でもその銘柄さ〜、イービットダーが良くないよね」
とか、
「昨日マックディーで分析してたんだけどさ〜」
などと人前でドヤ顔でこれみよがしに連呼し、他の投資初心者に差をつけていただければと思います。
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