今週も終わりました。
金曜日に安倍首相が持病の悪化により辞職をするというニュースが話題となりました。
長く続いた安倍首相の時代も終わることになります。
私が本格的に投資を始めたのは2017年の終わりであり、アベノミクスの恩恵は受けることはできませんでしたが、投資家の多くは安倍首相に感謝していると思います。
コロナ対策に追われ多少無理をしてしまったのかも知れません。
総理大臣の仕事は、ある意味日本で一番大事な業務を毎日分刻みのスケジュールで遂行し続けるという、並大抵の一般人ではできない事で、それを7年以上続けてきたのはすごいことです。
安倍首相就任まで総理大臣がコロコロ変わっていましたが、安倍首相でなければそれがずっと続いていたし、アベノミクスのような株高もなかったかも知れません。
投資家的には、また安倍首相のように株価を安定させてくれる人物が出てきてくれるといいですね。
お疲れさまでした。
ということで、前置きが長くなりましたが、今週の株の取引記録をします。
今週の株取引記録
アメリカ株
今週のアメリカ株やドルベースでの商品はノートレードでした。
全体的に保有株の弱い局面が続いています。
2週間前に高橋ダンさんオススメのXLFというETFを短期目的で保有したと書きました。保有して分かったのですが、短期目的だとダンさんがいつ売りのタイミングだと発言するかわからないので、小まめにダンさんのユーチューチャンネルを見て情報を追っていかないといけないことに気づきました。
そうなると、動画というのは文字と違い、倍速で再生することやバックグラウンド再生で作業しながら聞くことはできても、パパっと「control + F」で一撃検索みたいなことはできませんので、若干不便だなと思います。
日本株
日本株です。
先週の記事であれだけ色々能書きをたれていた大幸薬品をあっさり損切りしました。
理由は上記の画像の通り新規でSHOEIの株を保有したことにより、入れ替えの形をとったことと、明らかに雰囲気が変わって下落が始まったためです。
短期的に下げても、業績が続いていけばそのうち買値を上回りそうですが、信用の保証金の維持率が低下しているので入れ替えました。
もしお金が無限にあったら、入れ替えなんてせずにひたすら買いだけするのですが(当たり前)
最近、キャピタルゲイン目的の主力は9銘柄以下にしようとしています。これ以上増えると、情報を追うのが大変になりそうです。
現在のベストナインは以下の9銘柄になります。
- レーザーテック
- スクエアエニックス
- 神戸物産
- エムスリー
- カプコン
- 中外製薬
- SHOEI
- 松屋アールアンドディ
- エイトレッド
本当は3〜5銘柄くらいまで絞りたいですが、そこまで絞る自信がないです。銘柄を調べる力をつけて、なるべく集中投資に持っていたほうが良いのだろうと思います。それが一つの課題です。
SHOEIを新規保有
SHOEIを100株新規で保有しました。ご存知の方は多いと思います。高価格帯のヘルメットの会社です。
この会社が株主優待の新設を発表しました。いつもなら短期ですぐ手仕舞うのですが、直近の上方修正等の情報を追うと、長期保有でも面白そうな銘柄だと思いました。
SHOEIの良さそうだと思った理由を書いていきます。ポジトークになります。
優待新設の背景がポジティブそう
優待新設をする理由にはいくつかのパターンがあります。
- 自社製品やサービスの宣伝目的
- 自分たちの好調さを投資家にアピール
- 存続危機により株主を増やしたい
- 単純に株主還元の一貫
基本的にベースには株主還元という目的があり、4番のようにそれしかない場合もあります。
1〜3のように裏に込められた狙いがある場合も多いです。
1は飲食店や小売などBtoCの会社に多いです。
3は経営は上手く行っていないが、株価を下げたくないので渋々優待目的の投資家の買いを集めようとするパターンで、このパターンの感じがする株はなるべく買わないようにしています。単純に業績などを調べる事によって見分けができると思います。
3以外の理由の新設は、優待を実施する余裕があると判断できるので、基本的にはプラス要素です。
2の理由が含まれている銘柄が特に投資に向いている銘柄であり、今回のSHOEIがこの2のパターンであると判断した次第です。
要するに、「俺らめっちゃ業績好調なんだぜ!上方修正まで出したのにもうちょっと騒いでくれてもいいんじゃない?仕方ない、特別に優待新設もしちゃう。投資家のみんな、もっと俺らに注目してくれよな」というアピールを今回の優待新設というIRから感じたということです。
SHOEIのいいところ
高価格帯のヘルメットで世界トップシェア
お恥ずかしながらバイクに興味があまりないもので存じ上げませんでしたが、日本だけでなく世界でもトップシェアだそうです。海外の新規開拓により売上を伸ばしているようです。
他社の参入障壁
また、SHOEIというとバイクに興味のない私でも知っているくらいですから、ブランド力もあるでしょうし、バフェットの言うところのワイドモート(他社の参入障壁)があると思います。
高価格化
SHOEIは現在、自社ブランドの中でも高価格のヘルメットの販売強化を推し進めています。価格の高いヘルメットでもSHOEIだからという事でライダー達は購入を止める事はないのでしょう。
軽くてかぶり心地が他社とは一線を画すそうです。一度使用したら他社に変えるなんて事はできない、それがSHOEIのヘルメットなのです。(被ったことないけど)
コロナ関係なし!
最近では、コロナに影響を受けないビジネスモデルなのかという事に注目しなければいけません。SHOEIに関しては、その基準もクリアしています。
まず、緊急事態宣言や海外のロックダウンでも休業させるバイク店が少なく影響を受けづらかったとIRにあります。
また、個人的に思ったのが、コロナウイルスによりソーシャルディスタンスを保たなくてはいけなくなっても、バイクのヘルメットには影響はないということです。
ツーリングに蜜状態は基本的になく、こういう世の中でもツーリングというのは全く問題なくできます。また、人に会いづらくなっても、ツーリングは個人でもできます。
むしろ、他の余暇活動がしづらくなった分、「しゃあねえ、バイクでもぶっ飛ばして気分転換でもするか」とツーリングする人が増えていくのではないかとも思います。
そして他に使えなくなった分のお金を、「奮発してSHOEIの良いヘルメット買っちゃお」と購入する人もいると思います。
そういう背景が、今回の上方修正に現れたのではないか、と考えました。
あまり注目されていない
最後に、「SHOEIのココが良い」ポイントで、意外に良いと思っているのが、他の投資家が全然注目していないということです。
個人投資家の中で話題になると天井が近いとよく言われます。結局はレーザーテックなどもそういう感じで下がってしまいました。
今では気になる株はツイッターでどのくらいつぶやかれているかチェックしたりしています。
その点では、SHOEIは非常に良いです。上方修正も出し、優待の新設までしたのに、SHOEIはほとんど呟かれていないのです。
せいぜい、株主優待投資家が新設の情報として作業的につぶやいているだけで、SHOEIの長期投資への魅力について語る人は誰もいません。
ですので、このままシークレットにし、ブログでも銘柄名を伏せて保有し続けようかとも思いました。
しかし、このブログは訪問者数が少ないので、そこまでしたら逆に「とんだ勘違い野郎」みたいになってしまう恐れもありますので、普通に記録させて頂きました。
SHOEIの株価が上がり続け、個人投資家の間で騒がれだしたら、人知れず売り抜けてやろうと思います。
もっとも、私の推測が余裕で外れ、人知れず損切りしている可能性も十分あります。ただでさえ安倍総理辞任もあって先の読めない相場になりそうですからね...。
神戸物産の月次は悪かった?
最後に、神戸物産について、売買はしていませんが、少し思うことがあったので書いておきます。
神戸物産の7月の業績の経常利益が前年同月比でマイナスになっていたからか、神戸物産の株価もかなり下げました。
しかし、「為替の変動で数字上マイナスになっただけ」という説明がありました。確かに、この一ヶ月くらいで為替が動きましたので、長期投資ならビビる事はなさそうです。
おそらく、株価が過剰反応しているのは、短期のトレーダーと、それを狙ったショーターの仕業だと思います。会社としての売上は順調に伸びてますので、あまり下げるようだったら長期的には逆に買い場の到来になるかも知れません。
あとはレーザーテックについても不穏なニュースがありました。まだ詳細が判明していないと思いますので、もし大きなニュースになりそうだったら、その時取り上げるかも知れません。
最後に
安倍総理が辞任を発表し、ただでさえ先の読めない相場が更に読みづらく変動も激しくなりそうな様相を呈してきました。
今現在の私のポートフォリオは、9割型は長期保有目的です。
特に日本株は、コロナウイルスが流行って再度ロックダウンしても、首相が変わっても、業績に影響を及ぼさない銘柄で固めているつもりです。
ですので、安倍首相辞任のニュースを見て、3秒ぐらい売ろうか迷いましたが、結局売りませんでした。
もし日銀の黒田総裁が辞任してETFの買付を止めることになったら下げのインパクトが強くなりそうです。
しかし、やはり日銀のETF買いがなくても業績の伸びで株価を上げてくれるだろう銘柄で固めていますので、そういう理由では売らないと思います。地合いの影響で何年か停滞する可能性もありますが。
長期投資はそういうものだと思いますので、業績が悪くならない限りは気長にホールドしていくしかないと思います。
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