先週も保有株の決算発表がありおました。
松屋アールアンドディとSHOEIです。
この2銘柄で今シーズンの保有株の決算発表はおしまいです。
ちなみに優待目的でビッグカメラとヤマダ電機、また端株でディスコ、上新電機、HOYAも保有していますが、あまりチェックする範囲を広げると把握しきれなくなるので主力の10銘柄くらいだけ確認しています。
松屋アールアンドディ SHOEIの四半期決算
松屋アールアンドディ
この会社は、カーシートやエアーバッグ、あるいは血圧計腕帯など、精密さを必要とする布の裁断と縫製のできる装置を開発して製品を生産している会社です。
コロナショックでIPOが止まる前の最後に上場した銘柄です。
10月に株価が急騰していました。
理由は上方修正の発表でした。
修正後の利益は修正前の2倍になっています。
理由は製品の受注が回復してきたこと、リモート化により費用が少なくなったことなどがあるようです。
そして今回の四半期決算発表を迎えました。数字は10月の上方修正後の数字とほぼ同じでした。
結論としては10月の上方修正は良いサプライズで、今回の決算内容には特にそれ以上のサプライズはなかったと思います。
主力製品の一つの血圧計腕帯は健康志向の高まりのニーズからコロナの影響を受けておらず、エアーバッグやカーシートカバーはコロナの一時的な需要減から回復傾向とのことです。
また関係ありませんが、私が最初にこのブログで松屋アールアンドディの事を書いたとき、会社のホームページがダサいと酷評してしまいましたが、現在の公式サイトはリニューアルされて分かりやすくなっています。
SHOEI
SHOEIは高価格帯ヘルメットで世界トップシェアの会社です。
今回の決算は一言で言えば良かったと思います。
2020年9月期(今期)の数字も前年同期比プラスとなっています。
また、2021年9月期(来期)の予想利益がプラス10%と強気となっています。
これを受けて翌日の株価は急騰しました。
まず、コロナ禍でも数字が落ちなかった理由は、国内では店を閉店させるところが少なかったこと、欧米ではロックダウンしてもネット通販の売上は変わらなかったこと、中国やアジアでコロナが落ち着いたあとに需要が急増したことなどがあるようです。
また、来期の予想が強気である理由は、再びロックダウンなどがあっても直接的な影響はなく、感染対策として二輪需要が漸増していること、中国での需要が急増していることなどがあるようです。
最後に 無駄な移動費と広告費
コロナ禍での決算を見ていると、リモート化による出張費用などの削減により売上は増えなくても利益を増やしている会社が多いです。
またドコモなどの通信銘柄もそうでしたが、今回のSHOEIも広告宣伝をできず、結果的に広告宣伝費を削減させて利益を増やしているとのことです。
気になるのは、
もしワクチンが開発されてコロナが収束しても、引き続きリモート化を推進して費用を削るのか、また広告宣伝も検討するのかということです。
もし、広告宣伝しなくても売上が変わらないことが今回分かったら、コロナ収束後もやらない会社もありそうです。
今の時代、私自身もネットの口コミなどを自分で調べていい商品やお店を探します。
広告などを参考にすることはほとんどありません。今後さらにそういう流れになると思います。
「広告をよく出している=いい商品」
という訳ではないですし、実際の利用者の評判で判断したほうが確実です。
コロナは奇しくも無駄な移動費と広告費を世間に知らしめるきっかけとなってしまったと改めて思います。
0 コメント:
コメントを投稿