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2020年3月9日月曜日

ピケティの映画『21世紀の資本』とは? 給料より資本を増やしたほうがお金持ちになる!

ためさんです。

この度上映されるピケティのベストセラーを元に作られた映画『21世紀の資本』とはどのような内容なのかを記事にしています。

ピケティの映画『21世紀の資本』とは? 給料より資本を増やしたほうがお金持ちになる!

資本収入>労働収入


いきなりですが、お金持ちになるにはどうしたら良いでしょうか。一般的な考えでは、働いて出世するか、給料のいい会社に就職したり転職するなどの選択肢があると思います。

しかし数年前、「労働者が給与所得で収入を増やすスピードより、資本家が資産運用で収入を増やすスピードのほうが早い」ということが世界各国の過去200年以上のデータから導き出されました。

フランスの天才経済学者トマ・ピケティが2014年に出版した『21世紀の資本』の内容です。

この本は出版当時、約6,000円という価格にも関わらず世界中でベストセラーとなり、物議を醸しました。

今までの世界の常識では、労働者の収入を増やす政策を取れば経済は豊かになると考えられていました。しかし、労働者の所得増加のスピード以上に資本家たちの資産が肥えていたことが分かりました。

簡単に言うと、世界の一握りの資本家たちが、世界中の人々の富を巻き上げていたのです。資本主義とはそういうシステムだったということが分かりました。(まあ、皆うすうす気付いていたと思います)

労働者がどれだけ頑張り給料を増やそうとしても、資本家の資産を運用して得る収入の増加率には敵わないのです。「労働者と資本家の格差はますます広まっていくばかりである」とピケティは証明したのです。

なぜ労働者の収入が増れば格差は消えると思われていたのか


トマ・ピケティの調べた事実は、皆うすうす気付いていた感じもします。にも関わらず、政府は長い間労働者の収入が増えれば、経済格差は勝手に是正されるという考え方を元に経済政策を実施していました。

いったい、いつから世の人々は労働収入が増えれば格差は無くなると錯覚していたのでしょうか。



クズネッツ曲線


その原因は、クズネッツ曲線にあります。アメリカの経済学者クズネッツは、1910年〜1950年頃のデータを元に、「労働者の収入が増えれば、経済格差は勝手に是正される」という結論を導き出しました。

クズネッツのデータのグラフが曲線を描いていたことから、クズネッツ曲線などと呼ばれます。

これまでの経済政策というのは、基本的にクズネッツ曲線の理論を元にしていたことになります。

クズネッツのデータが間違えていた訳ではありません。単純に、クズネッツの生きていた時代が特殊だったのです。

この1910年〜1950年代というのは、世界大戦期です。

過去2000年の労働者と資本家の収入額の推移

グラフを見ると分かるように、ちょうど1910年〜1950年の間だけ、資本家よりも労働者の収入が増加した時期だったのです。原因は戦争の資金調達のため、累進課税を導入したこと等によると考えられています。

そして、この労働者の収入が増え、勝手に経済格差は是正されるというクズネッツ曲線の理論は、ピケティの世界各国を200年以上に渡って調べたデータによって覆されたのです。



お金持ちになりたければ、出世より投資をせよ!


日本のサラリーマンから引かれる税金が増えている昨今、高配当株などに投資を行っている兼業投資家たちは、「給料は税金のせいで減っているのに、増配や再投資などでインカムゲインは少しずつ増えてくれているので有り難い」などと話しています。(羨ましいネー)

給料は増えるほど税金も増えてしまいます。その一方、配当やキャピタルゲインにかかる税金は、どんなに儲けても一律約20%しか引かれません。

実際、トマ・ピケティのデータに基づく推測では、これからの労働による所得の増加率は約1%であるのに対し、資本による所得の増加率は約5%だそうです。

資本収益率と経済成長率の推移の予測
複利の効果などを知っていれば、まあそりゃそうだろという感じでもあります。

2014年に出版され2015年頃話題になったピケティの理論ですが、最近では経済や投資の記事などでたまに耳にする程度です。決して渋谷の街中などで若者たちが「これマジでピケってね?」などと口にすることはありません。(当たり前だろ)


出世を目指すよりも給料の一部を高配当株やインデックスファンドに投資していった方が、数十年後にはお金持ちになっているかも知れないです。

お金持ちになるために頑張って出世を目指している労働者を見て、資本家たちは「そりゃ悪手だろ 蟻んコ」と上から見下しているのかも知れません…。





わしが教えてあげられるのはここまでじゃ…

やるかやらないかお主次第…




誰だよ



 という感じで、『21世紀の資本』について簡単に記事にしました。参考になれば幸いです。

2019年12月10日火曜日

バビロンの大富豪の教えの「5つの黄金法則」が個人投資家にとって大事な理由


ためさん(@sstamezo)です。

最近、「バビロンの大富豪の教え」という名著の漫画版が発行されました。


漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則




「金持ち父さん貧乏父さん」や「となりの億万長者」、「私の財産告白」など、世の中の個人投資家にとって有名な著作は今まで読んだことがありました。

しかし、この「バビロンの大富豪の教え」は今まで読んだことがありませんでした。漫画版ですが、この機会にということで読んでみることにしました。

その結果、作中に出てくる「5つの黄金法則」というものが、私が最近考えていた株式投資の考え方と偶然にも同じでした。今回はその「5つの黄金法則」を私の視点からの考えも合わせて紹介したいと思います。

考えを記事にすることによって私自身も肝に銘じる事ができますし、あわよくばこちらの記事を読んでくださった読者の方にとって何かしらの参考になれば幸いです。

「5つの黄金法則」が個人投資家にとって大事な理由

個人投資家がバビロンの大富豪の「5つの黄金法則」を肝に銘じるべき理由

「バビロンの大富豪の教え」とは


まずは「バビロンの大富豪の教え」とはどういう本なのかを簡単に説明した方が背景が分かると思います。

古代都市バビロンとは


バビロン(Babylon)はメソポタミア地方の古代都市。市域はバグダードの南方約90kmの地点にユーフラテス川をまたいで広がる。

バビロンが世界最大の都市だった時期は 紀元前1770~1670年頃と、紀元前612~320年頃と見られている。

※ウィキペディアより引用

バビロンは今の中東地方で古代に栄え、一時期は世界最大にまでなった都市です。特に資源はなく、交易や商売で発展した都市でしたが、紀元前6世紀頃に滅亡しました。

「バビロンの大富豪の教え」とは


この本は、このバビロンの古代都市の遺跡で発掘された石版を解読したのもをベースに話が進みます。

その石版に書かれていた内容こそが、「バビロンの大富豪の教え」でした。
本書は1920年代に発行されましたが、その普遍的な教えが長い間世界中から支持され、この度漫画版が出版されることになりました。


「5つの黄金法則」とは


「5つの黄金法則」は、バビロンの石版に刻まれていた内容です。
もったいぶらず最初からすべて紹介します。


【5つの黄金法則】

法則①
家族と自分の将来のために収入の10分の1以上を蓄える者の元には、黄金は自ら膨らませながら、喜んでやってくるだろう

法則②
黄金に稼げる勤め先を見つけてやり、持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように賢明ならば、黄金は懸命に働くことだろう

法則③
黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳をかたむける持ち主からは、黄金が離れることはないだろう

法則④
自分が理解していない商い、あるいは、黄金の防御に秀でた者が否定する商いに投資してしまう持ち主からは、黄金は離れていくだろう

法則⑤
非現実的な利益を出そうとしたり、謀略家の甘い誘惑の言葉に乗ったり、己の未熟な経験を盲信したりする者からは、黄金は逃げることになるだろう

いかがでしょうか。株式投資でもこれらの法則を守らないで負けている投資家(私自身も含め)が多いことに気づいていました。


個人投資家にも当てはまる「5つの黄金法則」

ここからは私の考えや体験を元に書いていきます。

※ここでいう「黄金」とは、自分自身の「資産」や単に「お金」と置き換えて考えています。

 法則①
家族と自分の将来のために収入の10分の1以上を蓄える者の元には、黄金は自ら膨らませながら、喜んでやってくるだろう

法則①については、確かに1つの真理であるとは思いますが、特にそれ以上は思いませんでした。できるなら10分の1と言わず、できるだけ蓄えたほうが良いと思います。

また、この法則は本多静六氏の「私の財産告白」の「四分の一天引き貯金法」を思い出します。

こちらは4分の1なのでよりストイックです。

私も「10分の1」どころか「2分の1」に近い貯蓄をほぼ投資に回して2年以上経ちますが、まだ黄金が喜んでやってくる段階ではないようです。それは法則2〜5を上手く守れていない事もあるでしょう。



法則②
黄金に稼げる勤め先を見つけてやり、持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように賢明ならば、黄金は懸命に働くことだろう

これは「金持ち父さん貧乏父さん」の、「お金に働いてもらう」という概念と同様の事を述べています。

「貧乏人は給料で得たお金で贅沢をする。お金持ちは給料で得たお金で資産を築き、資産で得たお金で贅沢をする。」
これは「金持ち父さん〜」で出てくる私の好きな言葉です。

「お金に働いてもらう」という法則②は、ある意味もとっとも重要かも知れません。


法則③
黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳をかたむける持ち主からは、黄金が離れることはないだろう

その道で成功している人に指導してもらい、習えということでしょう。この法則③は私自身が一番実践できていないことかも知れません。

現在の主な投資スタイルは優待銘柄のイベントドリブンなのですが、直接師匠がいて教えてもらっているわけではありません。

一応いくつかのその手法で成功された投資家さんの書いた本を読んではいるものの、まだまだです。直接指導してもらうより、当然回り道になります。

また、ベテランの個人投資家さんが、「株の勉強会などには顔を出した方が良い」と呟かれているのを目にすることもあります。やはり直接会って話を聞いたほうが、身になることが多いということでしょう。

しかし、コミュ障インキャで資産も少ないアホの私が参加しに行くのも空気を乱すことになりそうなので行く気になれません。

…。


だんだん暗い話になってきたので次の法則に行きましょう。



法則④
自分が理解していない商い、あるいは、黄金の防御に秀でた者が否定する商いに投資してしまう持ち主からは、黄金は離れていくだろう

「商い」を「投資法」に置き換えると、これで失敗する初心者が多いと思います。私自身もそうでした。また、成功しているベテランの投資家がこれは良くないという事を初心者はやりやすいです。

初心者が陥りやすいからこそベテランの投資家が警鐘を鳴らしてくれているわけですが。私自身今も昔も失敗して、少しずつ覚えています。

結局は自分で痛い思いをしないと分からないのかもしれず、自分にとっては失敗した後に身にしみて分かる法則です。また、次の法則⑤と併せて考えると良いと思います。


法則⑤
非現実的な利益を出そうとしたり、謀略家の甘い誘惑の言葉に乗ったり、己の未熟な経験を盲信したりする者からは、黄金は逃げることになるだろう

投資に限らず、最近は個人で色々なビジネスができるからこそ、多くの初心者がこの法則に従わず犠牲になっていると思います。

「情報商材」が典型的だと思いますが最近だとLINEの「ノート」とかも怪しいのが多いです。ツイッターでこういう怪しいアカウントによくフォローされたりします。

投資に限っても、よく特定の銘柄を推奨するツイッターのアカウントやブログがあったりします。私自身、投資を始めたばかりの頃は、よくわからないし、成功してそうな投資家のつぶやく銘柄を買うのが早いのではないかと思って手を出したこともあります。

しかし、だいたいの場合そういうのは、初心者の資金を奪うために投資させようとしている場合が多く、それに気づかず「ウ◯フ◯田」の推奨した銘柄に投資して資金を失ったこともありました(笑)

ウ◯フは分かりやすいですが、よく引っかかりがちなのは雑誌や株のサイト上で推奨されている銘柄でそれらもあまりよくありません。
もちろんすべて下がるわけではありませんが、勝率は低いと思います。実際に紹介された銘柄のその後の株価を追っていけば分かります。



まさにこの「非現実的な利益を出そうとしたり、謀略家の甘い誘惑の言葉に乗ったり、己の未熟な経験を盲信したりする者からは、黄金は逃げることになるだろう」
という法則の通りでした。

最近では麻薬所持で逮捕されたカズマックスも、億トレーダーを自称してたくさんの会員を入会させていましたが、実際は資産をほとんど持っていなかった事も発覚しました。

タイムリーな話題も出してしまいましたが、紀元前の石版に書かれていた内容が、どれだけ時代が進んでも、今も昔も変わらないという事を教えてくれます。

私自身、本格的に株式投資を初めてせいぜい2年ちょっとです。まだまだ偉そうなことは言えませんが、今まで投資してきた中で、誰かが推奨した銘柄よりも自分で見つけた銘柄の方が不思議と利益を出しています。

ですので、今ではほぼ全て自分で見つけた銘柄、あるいはネット上の情報を見て自分なりにイケると判断して投資した銘柄(法則④で言う、自分で理解した商い)です。


ですので、もしネット上で推奨されている銘柄ばかり投資して結果を出せていない方がいたら、まずは自分で銘柄を調べると良いと思います。と最近考えていました。

今回のバビロンの黄金法則の④と⑤も、同じことを言っているので、何となく漠然と考えていたことが自分の中で具体的になりました。


最後に


もし私が株式投資を始める前、あるいは始めた直後に本著を読んでいても、それほど心に響かなかったかもしれません。

「まあ当たり障りないことが書いてあるな」くらいにしか思わなかったはずです。しかし自分自身投資で失敗したり、他の個人投資家の失敗を見て、内容を実感するものがありました。

このタイミングで読めた事は、ある意味幸運であったのかも知れません。 



また、本著には「5つの黄金法則」の他に「黄金に愛される7つの道具」というものもあります。

  1. 収入の10分の1を貯金せよ
  2. 欲望に優先順位をつけよ
  3. 蓄えた金に働かせよ
  4. 危険や天敵から金を堅守せよ
  5. より良きところに住め
  6. 今日から未来の生活に備えよ
  7. 自分こそを最大の資本にせよ

こちらの方が本著に序盤に出てきて、一般的に知られている内容だと思います。こちらの「7つ道具」も示唆に富むところがあって興味深いのですが、今回は「5つの黄金法則」に焦点を当てました。


また、本著のコラムにオススメの投資先として「外国株式インデックス」が出てきたのでまさかと思ったら、やはり参考著作に山崎元さんの本が書いてありました。確かに無難だと思います。

2019年6月8日土曜日

『私の財産告白』は資産が少ない投資家のバイブル

ためさん(@sstamezo)です。

今回は日本の資産運用のバイブル、本多静六氏の「私の財産告白」について書きたいと思います。


『私の財産告白』は資産が少ない投資家のバイブル


『私の財産告白』は資産が少ない投資家のバイブル


3年ほど前に資産運用について本格的に興味を持って投資を始めました。興味を持って始めたのは良いのですが、当時は右も左も分かりません。

身の回りに資産運用を行なっている人もいないので、最初はひたすら個人投資家のブログや評判の良い本を読んでいくしかありませんでした。


資産運用で評判の良い本として紹介されていた一つが、この「私の財産告白」でした。

本多静六氏は、1866年から1952年に生きていた人です。東大とドイツの大学を出て教授となったものの、9人の家族を養いながらも若い頃は貧乏生活を続け、そこで捻出したお金を投資に回していき、晩年は富豪にまでなりました。

その本多静六氏が晩年に書き残したのが、「私の財産告白」です。

今と昔は貯金利息の利回りが違ったり、伸びる業界が全然違うので全て真似できるわけではありませんが、その考え方は示唆に富んでおり、現在でも評価の高い本です。


本多式「四分の一天引き貯金法」とは


「四分の一天引き貯金法」とは、名前の通り、給料や収入の4分の1を自動的に天引きするように貯金していくという方法です。

自分の心に負けないように、自動的に分けて貯金していく、というところがミソです。

分けた貯金はどうするのかというと、いざという時の投資用になります。

本多氏がこの「四分の一天引き貯金法」を始めるきっかけになったときのエピソードを引用させていただきます。


(前略)
これではいつまでたっても貧乏から脱けられない、貧乏を征服するには、まず貧乏をこちらからすすんでやっつけなければならぬと考えた。
貧乏に強いられてやむを得ず生活をつめるのではなく、自発的、積極的に勤倹貯蓄をつとめて、逆に貧乏を圧倒するのでなければならぬと考えた。


貧乏を征服するとか、すすんでやっつけるとか、貧乏を圧倒するという表現が良いですね。ギラギラ感半端ないっすね。


そこで断然決意して実行に移ったのが、本多式「四分の一天引き貯金法」である。苦しい苦しいで普通の生活をつづけて、それでいくらか残ったら…と望みををかけていては、金輪際余裕の出てこようはずはない。貧乏脱出にそんな手ぬるいことではとうてい駄目である。
いくらでもいい、収入があったとき、容赦なくまずその四分の一を天引きにして貯金してしまう。そうして、その余の四分の三でいっそう苦しい生活を覚悟の上で押し通すことである。これにはもちろん、大いなる決心と勇気が必要である。しかも、それをあえて私は実行したのである。


本多静六氏は有名な資産家ですが、若い頃は貧乏だったいうのが、同じ貧乏投資家の励みになりますね。

(中略)
この一ヶ月四円五十銭の天引きが、のちに数百円(実質何千万円)の資産を積む第一歩となったのだから、われながら大いに驚く次第である。


ちなみにこの「四分の一天引き貯金法」は、本多氏の完全なオリジナルではなく、なんと仏教の教えに由来しているそうです。

古代バビロンの石版にも似たような事が書いてあったといいますし、昔の人の叡智はすごいです。



あとは、アメリカの投資の本でよく出てくる、複利の表現としてスノーボール(雪玉)が出てきますが、その表現もでてきます。

(前略)
とにかく、金というのもは雪達磨のようなもので、初めはホンの小さな玉でも、その中心となる玉ができると、あとは面白いように大きくなってくる。少なくとも、四分の一天引き貯金で始めた私の場合はそうであった。

私はバフェット辺りが言い出した表現だと思っていたので、戦前を生きた日本人がこの表現を使っているのに少し驚きました。


貯蓄から投資へ


貯金とアルバイトで雪達磨の芯を作る。さて、このあとをどうするのか。
(中略)
それは断じて「投機」ではない。「思惑」ではいかん。あくまでも堅実な「投資」でなければならぬのだ。

このあたりもすごいですね。この本は戦後間もないころに書かれています。それなのに最近の投資家ブロガーみたいなこと言ってますよね(笑)

ここでいうアルバイトは副業のことみたいものなので、もう完全に最近の事を話しているみたいです。

本多流投資術


「私の財産告白」は「四分の一天引き貯金法」が有名ですが、実は株式投資法も少し書かれています。

まず、株式のお話から始めるとすると、「二割利食い十割益半分手放し」という法で押し通した。

これは保有株が二割上昇したところで全体の二割を利食いし、十割益なので2倍になったところで更に半分手放すという方法です。

投資スタイルは人それぞれなので、これについては賛否両論あると思います。自分の中で投資ルールを作る人は強いので、一つの参考になると思います。



本書の中には、他にもいろいろな示唆に富む名言が出てきます。あとはあまり関係ないエピソードも出てきます。今度新しい1万円札の顔になる実業家の渋沢栄一氏と面会したときの話などもあります。

この渋沢氏との面会は、本多氏自身が人生で嬉しかったことの一つのようで、少しページを割かれて書かれていました。

この本を読んで、渋沢栄一氏が当時の資産家たちの間でも別格だったことが分かりました。まさか新しい紙幣の顔になるとは思いませんでしたが。話が脱線しました。

現在は入金投資法とも言われる

この本多氏の「四分の一天引き貯金法」の事を、現代では入金投資法とも言われます。何分の一を回すかは人それぞれでしょうが、給料などの収入などを投資用に入金しながら投資していくスタイルです。

私は資金ほぼゼロからスタートしているので、入金投資法以外あり得なかったです。

しかし、もともとまとまった資産があって、それを運用しようと思って始める人達も多いです。

入金投資法の方がマイナーなのかも知れません。


資産が少ない投資家は「四分の一天引き貯金法」(入金投資法)の方がいい理由


ところで、資産が少ないうちに投資を始める人にとっては、この「四分の一天引き貯金法」(入金投資法)の方が有利です。

だいたい予想はつくと思いますが、一応その理由を書きます。


資産が少ないうちは入金によるプラスが大きい


まず、資金が少ないうちは投資で増やすよりも節約して増やしたほうが簡単に資金を増やしていくことが出来ます。

例えば資金が10万円しかない場合、20万円にするのに、投資で増やそうとしたら結構ハードルが高いです。

10万円でできる投資を選ばなければなりませんし、2倍にするというのもハイリスクな投資を選ばなければなりません。

それよりももう10万円、頑張って貯金した方が楽です。

これがもし、資産が数千万円あって、10万円増やすということになったら話が変わってきます。

そのくらいあれば、定期預金に一年くらい預けているだけで増えます。

私は少なくとも1000万円くらいまでは入金投資法を続けるつもりです。もちろん、身辺の事情が今後どうなるか分からないので、確実には言えませんけど。そのほうが早く資産が増えますので、余裕がある限りは続けます。


失敗して損失してもリカバリーできる


これは資産が少ないというか、初心者にとってメリットのあることです。

追加入金できない投資家は、一度損失をしたら、その損失は基本的に投資によってのみしか取り返すことが出来ません。(配当や分配金によって取り返せる人もいます。)

しかし、兼業投資家で入金することができれば、その損失は入金によって取り返すことが出来ます。

実際の例として、私の昨年の投資によるトータルリターンは、マイナス60万円程でした。

しかし、収入から投資用に入金もしていて、去年は110万円くらいの入金したので、結果的に昨年の資産は50万円ほどプラスでした。

損失した当初は、ただ貯金しているだけだったら60万円今より多かったのか…。と沈んでいましたが、最近はいい授業料だったと思います。

なぜなら、昨年の失敗が今の投資スタイルに生きているからです。

昨年の損失額はだいたいパーセンテージで言うとマイナス30%ぐらいだと思いますが、もし資産が一億で同じ割合で損失していたら、3000万円です。

さすがに3000万円を損失したら、収入の入金で取り返すのは高収入の方でも難しいはずです。そうなるといくら勉強になったとしても、精神的にそんなこと言えないレベルのダメージも負います。

でも、実際にそういう人もいるわけで、そういう意味では資金が少ない人の方が入金できれば有利です。

また、入金で補填できると考えれば、入金できない人よりもリスクを取ることも出来ます。

この考えは場合によっては危険ですけど…。入金してもいつまでも失敗して増えん…。と言うようにはならないようにしたいです。

要するに、入金してすぐ取り返せる額ぐらいのうちに失敗して経験を積めるのは大きいということです。


金融ショック時や景気後退時でも買い増しできる


これも入金投資の大きな利点です。

例えばリーマンショックのとき、多くの投資家はもう底値だと思ってどんどん株価の下がる銘柄を買い増しをしていき、でも全然底にならないでナンピン地獄に陥り、キャッシュがなくなってしまったと聞きます。

そうしたときに、入金投資できない投資家は、そこから投資ししたい銘柄があっても、もう黙ってみていることしかできなくなります。

しかし、収入が別にあれば、一時的に資金がなくなっても入金して新規投資をすることが出来ます。

結果的に底値あたりで買うことができれば、のちに大きなリターンを得られる可能性も高まります。入金投資ができる人は不景気時の相場の底で効果を発揮することができます。


最後に

今回は本多静六氏の「私の財産告白」について書かせていただきました。いつか書きたいと思っていたので、書くことが出来てよかったです。

また、資産運用の本で「隣の億万長者」という本もあり、こちらもオススメです。またいつかこの本についても書きたいと思います。

本多静六氏は関東大震災で暴落した株や土地に投資したりと、結果的に見れば上手いですが当時としては悲観的でなかなか出来ないことをやっています。
ブラックマンデーやリーマンショックで周りが悲観的な時に、一人で大量に投資したバフェット氏とも似ていると思います。

ところでこの本、戦後間もない頃に書いた老人の著作なので、それにしてはわかりやすい気もしますが、昔の表現や言葉もあって若者はとっつきにくいと思います。

しかし、これからの時代、資産運用は大事だと思いますので、ぜひもっと読みやすいようにリメイクして出版してほしいところです。

いっそのこと若者言葉に変えて出版し、学生に読ませましょう。


「本多の「四分の一天引き貯金法」で、タピる(タピオカドリンク飲む)お金の四分の一残しとくとマジ映えるよ。」



みたいな。(そんなの誰も読まねーよ…)