資産は減るも珍しくポジティブ 週間資産記録
資産総額
今週は多くの日本市場の指数に負けてしまいました。反省です。
ためさん(@sstamezo)です。
※もうすぐ夏の四季報が発売されるので、前のブログから四季報の読み方を記録した記事を移動させました。
今回は、四季報を読むときのチェックポイントを、自分自身のメモとしても、箇条書きで記録させていただきます。
四季報の企業ごとのデータは、いくつかの枠に分かれて分類されているので、その枠ごとにまとめました。
※四季報の左下の数字がたくさん記載されている部分です。
重要なデータです。四季報は、まず業績から見ると言っても過言ではありません。過去から見て、成長が右肩上がりの企業が良いです。
そして、その成長率が高ければ高いほど良いです。そういった企業はすでに割高になっています。なっていなければ、何か原因があるので、探る必要があります。
業績の欄には、右から「売上高」、「営業利益」、「経常利益」、「純利益」、「1株益」、「1株配」と「配当」があります。
全部重要なんですけど、私もまだ勉強不足で、とりあえず数値が右肩上がりならOKくらいしか見ていません。
例えば、基本的に右肩上がりでも、ある年の経常利益だけ数値が著しく低かったり、ある年の純利益だけ、マイナスになっていたりする場合もあります。
その場合、四季報では具体的な原因は読み取れませんので、気になる場合はその年のIR情報などを調べる必要があります。
テンバガー銘柄を探したいなら、成長率は少なくとも年で20%、4年で2倍の業績の銘柄が良いそうです。
いわゆる営業キャッシュフローマージンというものです。
営業キャッシュフロー÷売上高×100
を計算します。
多くの企業が1%〜数%の一桁しかない中、稀に安定して20%以上の企業もあります。そういう銘柄は財務が安定しているキャッシュリッチ企業なので、長期投資に向いている場合が多いです。
ちなみに、米国企業ではキャッシュフローマージンが20%以上の企業がたくさんあります。それと日本株が比較され、日本株は長期投資に向いていないと言われる一因になっています。
※四季報の最上部のチャートが表示されている部分です。
株価が上昇トレンドのか、下落トレンドなのかをチェックします。売買のタイミングを図るのに重要です。業績は右肩上がり、チャートは下降トレンドの銘柄が合ったら、要チェックです。
※関連記事のリンクです。
割安なのか、あるいは期待されているのかを、数値で判断します。PER、PBRと【財務】欄のROEの3つは関連した指標なので、それらを見比べて総合的に判断します。
予想PERと実績PERの差も確認します。実績PERが割安ではなくても、予想PERが割高ではないとしたら、まだ株価に織り込まれておらず、チャンスの可能性があります。
そうした読み取り方をする場合は、シクリカル銘柄や万年割安株ではないか注意です。
PER、ROEと合わせて、割安なのかを判断します。
四季報発売日時点の株価です。資金が少ないので(笑)重要です。
※四季報の右上部です。
業種によって様々な指標の平均値が違うので、先にチェックします。
最近上場した企業なのか、成熟した企業なのか等を参考にします。
社名のすぐ横に、小さい文字で企業の概要が書いてあります。事業内容が有望なのか、オリジナリティがあるのかなどを確認します。
海外進出している場合は、比率や進出具合いなどを把握したいところです。
様々な事業を行っている場合、それぞれの事業がどのくらいの割合なのかを知ることができます。
最初の見出しをまず確認します。「連続最高益」、「続伸」、「連続増配」、「急反発」、「上向く」などのポジティブな見出しの場合、要チェックです。スピード重視でザッと各企業をチェックしたい時、見出しが役立ちます。
あとは普通に文章を読み、有望かどうかや、期待できる内容が書かれていないかを確認します。
四季報の編集者が考えた株価の上がりそうな材料が書かれているときは、会社のIRとはまた違う貴重な情報の可能性も有りますので、要チェックです。
そこまで重要ではないかもしれませんが、配当性向を謳っていると株主還元に積極的な気がするのでチェックしています。「特色」の欄に書かれていることも多いです。
本社の所在地、従業員数、平均年収、上場している市場(東証一部など)、主に取引をしている銀行などのデータがあります。
主要な仕入先と販売先がある場合も、この欄で解ります。BtoCではなく、BtoBの会社などは、販売先などはわかりづらいのでこの欄が参考になります。
時価総額の低い企業では、上位に社長などの役員の名前があると安心します。逆に機関がいると、大量に売られたりするリスクを考えなければなりません。もっとも、役員は絶対に売らないわけでは無いと思いますが、機関よりはマシかなと思います。
また、過去のデータと比較して、役員が持ち株数を増やした場合は、割安と見ている可能性があるのでチャンスで、逆に持ち株数を減らした場合は要注意です。
外国人の比率が高いと、外国人は思い切った売買をするので、場合によって大量に売られるリスクもあります。
浮動株は1単元以上50単元未満の株主の割合です。いわゆる一般投資家のだいたいの割合を示す目安です。
特定株は、上位10位までの大株主プラス役員持ち株や自己株式を含めた比率です。
優待のある銘柄にはマークが付いています。クオカードなどの金券だとテンションが上りますね。優待内容は他のデータが良く、気になった銘柄だけ確認します。ページが違うので、一回ずつ確認していると時間がかかりますので。正直重要度は低いですけど、個人的に気になるのでチェックしています。
個人的には、株数が少ない企業の方が、リスクもありますがノビシロを感じます。(業績が右肩上がりなら、株式分割などをして伸びていくイメージがある。)
私の場合は、時価総額のなるべく低い企業を探しています。のびしろがあり、大口が参加しづらい為です。時価総額の低い企業に長期投資できるのが、個人投資家のメリットの1つです。上場日が新しく時価総額が低く、業績が右肩上がりだと理想的です。
企業の安定性を見るのに重要です。業種によりますが、できれば50%以上あると安心です。金融や不動産などの自己資本率が平均的に低い業種以外で、自己資本率が著しく低い企業には投資しません。
こちらも業種にもよりますが、長期投資の場合は、有利子負債が多い企業も怖くて投資できません。有利子負債は、【キャッシュフロー】欄の現金同等物と比較して多いかどうかが1つの判断基準です。現金同等物より有利負債の方が多いと危険です。
高いほうが理想ですが、それだけ割高の場合が多いです。PER・PBR・ROEの3つを総合的に見比べて判断します。
個人的には、伊藤レポートに基づき、ROE8%未満の銘柄は基本的に投資対象から外しています。
キャッシュフローの中で、特に重要な指標です。マイナスの企業には投資しません。
マイナスのほうが良いです。投資を検討している企業でプラスの場合の年があったら、念のため理由を調べたほうが良いです。
できればマイナスが理想ですが、営業キャッシュフローなどよりは重要視していません。
有利子負債と比較して、有利子負債の額のほうが多い場合は、すぐに借金を返済できる資金がないことを意味するので、基本的に投資を控えます。
1株あたりの利益から、どれだけ配当に回しているのか確認します。この割合が、株主還元をどれだけしているのかの1つの目安になります。
もちろん、新興企業の場合、無配にして利益を事業に投資する場合が多いですし、一概に配当に回す割合が高ければ良いという訳ではありません。
また、たまに1株あたりの利益のほとんどを配当に回している企業もあります。一見大盤振る舞いで良いように見えますが、よほどの大手安定企業でない限り、無理をしていて逆に危険な場合もあります。
配当性向を謳っていて、利益が毎年右肩上がりで無理なく増配を繰り返している企業が理想でしょうか。
1株益と1株配の比較と重なりますが、合わせて確認します。配当利回りが高ければ、それだけで暴落時に1つの歯止めになりますし、塩漬けになってもインカムゲインを得続けることができます。
しかし、それには財務や業績が安定している企業であることが必須条件です。
発行済み株式数の推移を確認できます。増資をよく行っている会社は、株式の価値が下がりやすいので注意です。
逆に「消却」を行なって発行済株式数を減らしている会社は、自社株買いに積極的なので好印象です。
その四季報の号ごとに特集企画が組まれている欄です。データの詳細は、その四季報の最初のページに解説されます。
業種と、同一業種の時価総額順のランキングが掲載されています。その会社の同一業種内の規模をなんとなく把握できます。
同じ業種の銘柄が紹介されています。同業他社と比較したいときの1つの参考になります。
四季報の見方、チェックポイントとしては以上になります。
現状の知識では、上記で書いた程度の見方しかしていません。
ファンダメンタルの勉強をもっとして、より確実な銘柄を見分けるチェックポイントを増やしていかなければと思います。
あとは、経験だと思います。そのうち、こういう系の銘柄は可能性が高いとか、危ないとか、今は判断できないものが経験で判断できるようになるかも知れません。
とりあえず、新たな判断材料や、判断の仕方に変化がでましたら、こちらの記事も更新していきたいと思います。
恐ろしくエグい下げ
— ためさん@崖っぷち投資家 (@sstamezo) June 15, 2020
俺でなきゃ退場しちゃうね #TradeNote pic.twitter.com/ElljZ5zl9h